去年11月の北韓による延坪(ヨンピョン)島砲撃以降、軍当局が北韓に対する心理戦を強化するために再開した北韓に向けたビラ散きを暫定的に中断したもようです。
韓国軍の関係者が14日に明らかにしたところによりますと、軍は、ここ数か月、北韓に向けたビラ散きを中断しているということです。
こうした措置は、政府がこのところ示している南北関係の改善に向けた柔軟な姿勢など、政治的状況などを考慮したものとみられます。
ただ、北韓向けのラジオ放送、「自由の声」は続けているということです。
韓国軍は、去年3月の哨戒艦沈没事件を受けて、去年5月から北韓向けの放送を再開しており、去年11月の北韓による延坪島砲撃以降は、北韓に向けてビラの散布も行っていました。