先週、スイスのジュネーブで行われた2回目の米朝高官協議で、北韓側は、ウラン濃縮活動を停止する見返りとして、軽水炉型の原子力発電所の提供を最優先に求めていたことがわかりました。
日本のNHKが6か国協議の関係筋を引用して2日、伝えたところによりますと、先週24日から2日間、ジュネーブで行われた米朝高官協議で、北韓のキム・ゲグァン第1外務次官はアメリカが即時停止を求めているウラン濃縮活動について、「発電が目的の平和利用だ」とする立場を改めて強調した上で、同時行動の原則に従い、ウラン濃縮活動停止の見返りとして、軽水炉型の原子力発電所の提供を最優先に求めたということです。
これに対するアメリカボズワース特別代表の反応は伝えられていませんが、応じられない姿勢を示したものとみられます。