中国のプロサッカー、スーパーリーグの大連実徳で活躍中の安貞桓(アン・ジョンファン)選手(35)が、韓国に帰ってくることになりました。
安貞桓選手は25日、「大連実徳との契約期間が今年で満了するので、29日の江蘇舜天とのホーム戦を最後の試合にしたい」と語りました。
安貞桓選手は、「韓国のKリーグに復帰するかどうかはまだ決めていない。韓国で様子を見るつもりだが、声を掛けてくれるチームがなければ、引退することも考えている」と語りました。
安貞桓選手は、1998年に釜山(プサン)大宇(テウ)に入団して、翌年、MVPを獲得すると、2000年にイタリア・セリエAのペルージャ、2002年に日本の清水エスパルス、さらに横浜マリノスを経て、フランスのFCメス、ドイツのデュースブルクなどで活躍しました。なかでも2002年の韓日共催のワールドカップのアメリカ戦で同点ゴールを挙げ、決勝トーナメント1回戦のイタリア戦ではゴールデンゴールを挙げて、韓国をベスト4に導く原動力となりました。
さらに2006年ドイツワールドカップの1次予選のトーゴ戦でも、後半に逆転ゴールを決めて韓国に遠征初勝利をもたらしました。
その後、2007年には韓国に帰国して、水原(スウォン)と釜山(プサン)に移籍しましたが、全盛期ほどの実力を発揮できず、2009年3月に中国の大連実徳に移ってエースストライカーとして活躍しましたが、今回の契約更新には臨みませんでした。