今から145年前の1866年にフランス艦隊に略奪され、このほど韓国に返還された朝鮮王朝時代の公文書、外奎章閣(ウェギュジャンガク)図書の特別展が、外奎章閣があった江華(カンファ)島の歴史博物館で25日から始まりました。
外奎章閣図書は今年5月にフランスから返還されたあと、7月から1か月間、ソウルの国立中央博物館で公開されましたが、これに続く全国巡回展示の最初の場所として、もともと図書が置かれていた江華島が選ばれました。
今回の特別展には、王室の行事を色鮮やかな絵などで記した「朝鮮王室儀軌」21冊と、発掘調査で見つかった外奎章閣の復元図など35点が展示されています。
また図書が略奪されてから返還までの過程を紹介する映像や、儀軌に載っている王室の行事を描いた「班次図」の映像が流されています。
江華島での特別展は11月20日まで開かれています。
(開館時間:午前9時から午後6時まで、月曜休み。入場料:大人1500ウォン)