韓国の今年の経済成長率は経済難で輸出が減ったうえに、ウォン安の影響を受けて、物価上昇率を下回り、この現象はアジアで最も深刻な水準になるとみられます。
国際金融センターや証券業界などがまとめたモーガンスタンレーなど10の投資銀行が出した見通しによりますと、韓国の今年の経済成長率は9月末現在で平均3.7%で、物価上昇率の展望値4.3%に比べて0.6%低くなりました。
アジアの主な10か国のうち、年間ベースで経済成長率が物価上昇率を下回っている国は韓国のほかにインド、タイ、フィリピンの3か国だけで、このうち韓国とインドが深刻だということです。
反対に経済成長率が物価上昇率を上回っている国は中国、台湾、インドネシアなど6か国です。
これについて三星経済研究所やLG経済研究院などでは、ヨーロッパ諸国の財政問題が厳しく、中国の経済成長率が鈍くなるなど世界経済が厳しく韓国の輸出が減っているうえに、ウォン安で原材料価格が高くなっているためだとしています。
またこのような状態が、経済活動の停滞と物価の持続的な上昇が共存するスタグプレーションになる可能性は低いとみています。