北韓の食糧事情を調べるため今月17日から5日間、北韓を訪れていた国連人道問題調整事務所のバレリー・アモス事務次長は21日、「北韓では30%以上の子どもが慢性的な栄養失調に陥っている」として、北韓が深刻な食糧難であることを強調しました。
バレリー・アモス事務次長は21日、北韓訪問を終えた後、中国北京で記者会見し、「北韓は一年間に必要な食糧530万トンのうち100万トンが不足しており、今回の訪問で大勢の子どもたちが深刻な食糧不足に悩まされていることを確認した」と述べ、北韓に対する国際社会の支援が必要だとする見解を示しました。
バレリー・アモス事務次長はまた、「新しい統計によると、北韓では5才以下の子どものうち33%の子どもが深刻な栄養失調になっており、食糧事情がもっと劣悪な北側の地方では45%の子どもたちが栄養失調に悩まされている」として深い憂慮を示しました。