ヒマラヤ14座の一つで、標高8091メートルのアンナプルナの登頂を目指して登山中の登山家、朴英碩(パク・ヨンソク)さんから連絡が途絶え、救助隊が捜索に乗り出しました。
大韓山岳連盟が20日に明らかにしたところによりますと、朴英碩さんは18日午後4時、アンナプルナの6500メートル地点でキャンプと衛星電話で連絡したのを最後に、キャンプとの連絡が途絶えています。
朴英碩さんは、最後の電話で、「気象状態が悪く、落石が多いため、山を降りる」と話していたということです。
朴英碩さんは、去年、大規模なチームを組まないアルパインスタイルでアンナプルナの南壁から登る新しいルートを開拓しようとしましたが、大雪で失敗し、今年再挑戦するために先月19日ヒマラヤに向かっていたものです。
朴英碩さんは、韓国の代表的な登山家で、「ヒマラヤの鉄人」とも呼ばれ、2005年には世界ではじめて山岳グランドスラムを達成しています。