国際的な原材料価格の上昇とウォン安傾向が続いていることから、今年の輸出入物価の格差がこれまでで最大となりました。
韓国銀行がまとめたところによりますと、今年1月から9月末までの間に、ウォンを基準にした輸入物価指数は平均163.3で、関連統計を取り始めた1971年以降で最も高くなりました。
これに対して輸出物価指数は、同じ期間に平均110.5となり、去年よりは上がったものの、おととしの110.82よりは低くなりました。
このため、輸出物価を1にした輸入物価の割合は平均1.48となり、輸入物価が輸出物価を初めて上回った2006年以来、その開きが最も大きくなりました。
輸出入物価の差が大きくなるのは、それだけ貿易環境が悪化していることを意味しており、輸出依存度の高い韓国としては今後、さらに大きな負担になる懸念が出ています。
韓国銀行の関係者は、韓国の主な輸出商品である自動車や半導体などは世界経済の鈍化と、市場の飽和状態で今後も伸び悩むとみられるのに対して、原油価格は引き続き高く、輸出入物価の差が拡大された状態が続くと、貿易環境がさらに悪化する可能性があるとしています。