韓国の文壇を代表する作家、申京淑(シン・キョンスク)さん(48)のベストセラー「母をお願い」の日本語翻訳版が17日、日本の集英社から発売されました。
「母をお願い」は、母親が駅で行方不明になって初めて母親の存在の大きさを知る、家族と母の物語で、韓国の大山(デサン)文化財団が翻訳などの支援を行いました。
申京淑さんは19日から22日まで東京と名古屋で開かれる「日本フォーラム」に出席し、朗読会などを開くことにしています。
この本はこれまでに31か国に対して版権が販売され、今年4月に発売した英語版がアメリカで大きな反響を得ていることから、日本でも読者の反応が期待されています。