北韓は4日、アメリカが6か国協議再開の前提条件を不当に掲げていると非難しました。
北韓労働党機関紙の労働新聞は、4日が2007年の盧武鉉前大統領と金正日国防委員長との南北首脳会談4周年にあたることから、「韓国当局は対北韓政策の破たんから教訓を学び、政策を転換してこれまで2回の共同宣言を尊重し履行する道を歩むべきだ」と社説で主張しました。
また朝鮮中央通信は、4日の論評で、「アメリカは、協議再開のためには、北韓だけに課題があるかのように誤った世論を作っている。6か国協議が再開されず、タイミングを逃してしまうとしても、すべての資料がその責任は誰にあるかを明らかしてくれるはずだ」と主張しました。
そしてオバマ大統領が先月の国連総会の場で、北韓が核兵器を廃棄する措置を取らなかったと指摘したことに触れ、「一方的な前提条件を押し付けているアメリカは、本当に対話を望んでいるのか疑わしい」と述べました。