日本政府に保護されている脱北者9人が4日正午頃、韓国に到着しました。
脱北者9人は、先月8日、北韓北東部の清津(チョンジン)港から小形の木船で脱出して、東海を漂流していたところ、能登半島沖の海上で日本政府に保護され、その後の取り調べで韓国への亡命を希望していました。
この9人は4日正午頃、福岡発の大韓航空機で仁川(インチョン)国際空港に到着しました。
一行はサングラスに帽子、マスクで顔を隠した姿で政府関係者らとともに入国し、警察に囲まれて、待機中のバスに乗り込みました。
国家情報院は、今後、追加の取り調べを行った後、脱北者の収容施設で韓国社会への適応研修を行う予定です。
日本では2007年6月にも脱北者4人が青森県深浦港に漂着し、韓国行きを希望したことから、2週間後に韓国に送ったことがあります。