国連総会出席のためにニューヨークを訪れている北韓のパク・ギルヨン外務次官は27日、こう着状態にある6か国協議の再開に向けて、関係国と引き続き協力していく考えを改めて示しました。
パク・ギルヨン外務次官は27日、国連総会で基調演説を行い、「北韓は今後も韓半島で、永続的な平和体制を確立するため、努力し続ける」と述べた上で、米朝関係について、「韓半島の核問題のすべての根本は、アメリカにある。アメリカは北韓との対話に積極的に臨むべきだ。北韓とアメリカは不信と緊張の関係にあり、その解決に向け、韓国戦争時の休戦協定を平和協定に変えるなど、アメリカ側が決断を下すべきだ」と強調しました。
北韓の核開発問題をめぐる6か国協議は2008年12月以来中断されていますが、北韓は6か国協議の再開に向けては、関係国と前提条件無しで対話に臨むという立場をとっています。