世界的な指揮者でソウル市立交響楽団の監督を務めている鄭明勲(チョン・ミョンフン)さんが15日、平壌訪問を終え、中国北京経由でソウルに向かいました。
鄭明勲さんは当初、フランス・パリに行く予定でしたが、いったん帰国し、政府当局に北韓訪問の結果を伝えるということです。
鄭明勲さんは、北韓の交響楽団との演奏会や北韓の子どもたちを対象にした音楽レッスンなどについて北韓の芸術交流協会と話し合うため、12日から平壌を訪問していました。
鄭明勲さんは、平壌で北韓の音楽家らと会ったほか、北韓の国立交響楽団と天の川管弦楽団の演奏を鑑賞し、自らも指揮をしました。
鄭明勲さんは出発前に「1人の人間として、そして音楽家として、より自然に韓国と北韓が近づくことを願っている」と語っていました。