政府は近く開かれるIAEA=国際原子力機関の総会で、北韓のウラン濃縮計画を糾弾する内容の決議の成立をはかる方針です。
KBSが単独入手した、IAEA=国際原子力機関の最近の内部報告書によりますと、IAEAは北韓のウラン濃縮計画について「深刻な懸念」を表明するほか、新たなウラン濃縮施設と軽水炉建設について「大きな問題」だと指摘し、
国連決議に違反していると強調しています。
IAEAがこのように北韓の核開発問題について総合的な報告書をまとめたのは異例のことだと、韓国政府当局者は説明しています。
政府はこうしたIAEAの動きに合わせ、6か国協議の再開に先立って今月下旬に開かれるIAEA総会で、北韓のウラン濃縮計画を糾弾する内容の決議を進めていることがわかりました。
北韓のウラン濃縮計画については、韓国政府はこれまで国連の安全保障理事会での非難決議の成立を進めていましたが、中国の反対で実現していません。