世界的な指揮者でソウル市立交響楽団の監督を務めている鄭明勲(チョン・ミョンフン)さんが、秋夕(チュソク)連休の来週12日から15日まで平壌を訪問することが決まりました。
統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官は9日、「ユニセフの親善大使も務めている鄭明勳さんが申請した北韓訪問を承認した。鄭明勳さんは、北韓訪問中、北韓の子どもを対象にした音楽教育や北韓の交響楽団との交換演奏会などについて北韓の朝鮮芸術交流協会と話し合う予定だ」と述べました。
鄭明勳さんはソウル市立交響楽団を通じて「政治や経済と切り離して北韓と音楽を通じて交流する機会ができて嬉しく思う。音楽には平和のメッセージが入っており、世の中の何よりも強いパワーを持っていると信じている」というコメントを出しました。
統一部は、韓国海軍の哨戒艦沈没事件の後、去年5月から北韓への制裁として民間交流を中断していましたが、先ごろ、韓国の仏教関係者37人の北韓訪問を承認しています。
今回、鄭明勳さんの北韓訪問も承認したことから、今後、北韓との社会文化交流はさらに拡大されるものとみられます。