大邱(テグ)で開かれている世界陸上競技選手権大会は、最終日の4日、今大会最後の種目、男子400メートルリレーが行われ、ウサイン・ボルト選手が最後を走ったジャマイカが世界新記録で優勝しました。
4日夜9時から行われた男子400メートルリレー決勝で、ジャマイカは、ネスタ・カーター選手、マイケル・フレイター選手に続いて、3番目の走者は今大会100メートルの優勝者ヨハン・ブレーク選手、そして最終走者は、200メートル優勝者のウサイン・ボルト選手で、ほかのチームをまったく寄せ付けない強さを見せつけ、37秒04をマークして、ジャマイカが2008年の北京オリンピックで達成した世界新記録を塗り替えて優勝しました。
今回の大会で世界新記録が出たのはこの競技が初めてです。
2位は、38秒20をマークしたフランス、3位は、セントクリストファー・ネイビスでした。
また、決勝でジャマイカのライバルと見られていたアメリカはバトンタッチに失敗し、途中で棄権しました。
これでボルト選手は、200メートルの金メダルに続いて、2冠王に、また、ブレーク選手も100メートル金メダルに続いて2冠に輝きました。