統一部は2日、僧侶など仏教界の関係者が3日から7日までの日程で北韓を訪問することになったと発表しました。
北韓を訪問するのは、仏教最大宗派の曹溪宗の僧侶をはじめとする37人で、北韓の平安北道にある普賢寺という寺で、八萬大蔵経作成1000年を記念する法会を開くということです。
統一部の関係者は、今回の訪問を承認した理由について、純粋な宗教活動だという点を重視し、訪問を承認したと説明しました。
韓国政府は、韓国海軍の哨戒鑑が北韓によると見られる魚雷攻撃で沈没した事件が発生して以来、去年5月から、乳幼児や水害復旧のための支援を除いて、北韓への支援や訪問を制限しており、民間レベルの北韓訪問は去年5月以来初めてです。
政府が民間レベルの北韓訪問を承認したことから、今後、対北韓政策がやや柔軟な方向へ転換するのではないかという観測も出ています。