大邱(テグ)で行われている陸上の世界選手権は30日、4日目を迎え、女子の棒高跳び決勝で、世界選手権の2005年ヘルシンキ大会と2007年大阪大会で2連覇を果たしたロシアのエレーナ・イシンバエワ選手が4年ぶりの優勝を狙います。
エレーナ・イシンバエワ選手は、人類でただひとり、5メートルの空間を舞う女性と讃えられており、2004年のアテネオリンピックや、2008年の北京オリンピックでも金メダルを獲得しています。今回、2009年のベルリン世界陸上選手権での予選脱落の屈辱を挽回できるか注目が集まっています。
続いて午後9時から始まる男子800メートル決勝では、2006年世界ジュニア大会で金メダルに輝いた世界記録保持者のケニヤのデービッド・ルディシャ選手の活躍が期待されています。
また男子400メートル決勝では2009年のベルリン世界選手権と2008年の北京オリンピックで優勝したアメリカのラショーン・メリット選手と、世界ユースの2007年と2009年、そして去年の世界ジュニアでいずれも優勝した初出場のグレナダのキラニ・ジェームス選手の活躍が期待されています。