今回の陸上世界選手権で最も熾烈な競争が見込まれた男子110メートルハードル決勝は、2008年北京オリンピック金メダリストで世界記録保持者のキューバのデイロン・ロブレス選手が13秒14を記録し1位でゴールしましたが、失格となりました。
国際陸上競技連盟は、試合終了後、写真判読を行った結果、ロブレス選手が9番目と10番目のハードルを越える際に、隣のレールを走っていた中国の劉翔(りゅう・しょう)選手の身体に触れたとして走路妨害で失格判定を下しました。
このため、13秒16で2位に入ったアメリカのジェイソン・リチャードソン選手が金メダル、13秒27で3位に入った元世界王者の中国の劉翔(りゅう・しょう)選手が銀メダルに繰り上がり、銅メダルは13秒44のイギリスのアンドリュー・ターナー選手が受けることになりました。