大邱で開かれている陸上の世界選手権、3日目の29日は、男子110メートルハードルと、女子100メートルで熾烈な優勝争いが行われます。
このうち、男子110メートルハードルは、世界記録保持者のキューバのデイロン・ロブレス選手、中国の劉翔(りゅう・しょう)選手、アメリカのデービッド・オリバー選手の三つ巴の戦いとなっています。
また女子100メートルは、2009年ベルリン大会で銅メダルを獲得し、現役選手としては最高記録の自己ベスト10秒64を誇るアメリカのカルメリタ・ジーター選手と、自己ベスト10秒76のジャマイカのベロニカ・キャンベル・ブラウン選手の優勝争いが予想されています。
ところで、28日の男子100メートルで2連覇を狙っていた世界記録保持者のジャマイカのウサイン・ボルト選手はフライングによる失格から一夜明けた29日、AFP通信に対して、「衝撃を乗り越えるには時間が必要だ」と述べるとともに、男子200メートルでの2連覇達成については、「3日の予選が始まってみなきゃ分からない」と、簡単に答えたということです。