韓国の大邱で開かれる世界陸上競技選手権大会は明日27日の開幕を控えてますます熱気が高まっています。
2008年の北京オリンピック以来、男子100、200メートルで世界記録を相次いで塗り替えているジャマイカのボルト選手はこのほど行われた記者会見で、「2大会連続三冠王となり、陸上の伝説になりたい」と抱負を語りました。
ボルト選手は2009年にドイツのベルリンで開かれた大会で100、200、400メートルリレーで優勝しています。
100メートルでボルト選手とともに優勝候補だった同じくジャマイカのパウエル選手は、脚の付け根の負傷で同種目を欠場することになり、男子100メートルはボルト選手のひとり舞台になりそうです。
26日には女子棒高跳びの世界記録保有者のロシアのイシンバエワ選手や男子110メートルハードルの2004年アテネオリンピックの金メダリスト、中国の劉翔(りゅうしょう)選手も大邱に到着し、多くのファンの出迎えを受けました。
今大会には202ヶ国から1945人の選手が参加し、過去最大規模の大会になる見通しです。
大会は27日朝の女子マラソンをスタートに9日間の日程で行われます。