北韓とロシアとの首脳会談が9年ぶりにロシアで行われ、北韓の核問題や経済協力について重点的に話し合われた模様です。
ロシアのメドベージェフ大統領の報道官が24日発表したところによりますと、ロシアを訪問している北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と、メドベージェフ大統領との首脳会談が24日午後1時から、東シベリアのウランウデ近郊ソスノブイボルの軍施設で開かれ、会談では、核問題をめぐる6か国協議を再開させることで合意しました。
大統領報道官によりますと、「北韓は無条件で核問題解決に向けた6か国協議を再開させる準備が出来ており、大量破壊兵器の実験を暫定中断する意向を示した」ということです。
また、メドベージェフ大統領は、「金正日国防委員長と虚心坦懐に実質的な対話を行った」と評価し、ロシアから北韓経由で韓国につなぐ天然ガス輸送パイプ事業に合意することもあり得ると楽観的な見方を示しました。