北韓当局は、最近、北アフリカや中東地域での民主化の動きを恐れて、リビアにいる北韓労働者を引き揚げていない模様です。
政府関係者によりますと、現在、リビアには建設現場や医療現場で働く北韓の労働者200人が滞在していますが、カダフィ政権が事実上崩壊したにもかかわらず、撤退していないということです。
政府は、北韓がカダフィ政権とのこれまでの友好関係に配慮しているほか、最近、北アフリカや中東地域での民主化の動きが北韓住民に知らされることを防ぐため、北韓労働者をリビアから引き揚げていないものとと分析しています。