済州島を一周する散策路の済州オレギルのノウハウが初めて日本に輸出され、「九州オレ」という名前の散策路が設けられる見通しになりました。
済州オレギルは、済州島を海岸沿いに歩いて一周できる自然を生かした散策路で、オレギルを訪ねる観光客が毎年大幅に増えています。
社団法人「済州オレ」は23日、済州島で大分県など九州地域の7県で出資した九州観光推進機構と「九州オレ」の造成に向けた業務提携を結びました。
済州オレは九州に「九州オレ」というネーミングと、済州島のオレギルで使われている馬をモチーフにした標識やリボン、矢印などの使用を認め、その開発コンサルティングを担当することにしています。
済州オレは業務提携費用として九州から今年100万円を受け、契約は1年ずつ延長し、金額は毎年調整することにしています。
済州オレのソ・ミョンスク理事長は「大分の湯布院などを訪問したところ、火山でできた九州の自然環境が済州島と似ており、温泉町などもあってオレギルの造成にふさわしいという結論を出した」と述べました。
済州オレはこれまでスイス、イギリスなどと「友情の道」の関係を結んできましたが、外国に「オレ」という固有ブランドの輸出に成功したのは今回が初めてです。