北韓の金剛山国際観光特区指導局が談話で、金剛山観光地区にある韓国企業の施設など資産の法的処分を行うとともに、滞在している韓国人は72時間以内に撤収するよう一方的に要求したことを受けて、金剛山に滞在していた韓国人14人と朝鮮族2人の16人全員が23日午前、韓国に引き揚げました。
金剛山観光地区から引き揚げたのは、地区内で施設管理を担当していた現代峨山(アサン)などの関係者で、23日午前11時半過ぎに東海線の南北出入事務所を通じて、陸路韓国に戻りました。
これで金剛山地区から韓国人全員が引き揚げたことになります。
このうち現代峨山のイ・ヒョンギュン金剛山事業所長は、「金剛山に勤めている全員が引き揚げられることになり、非常に残念です。早期に金剛山観光が再開され、再び金剛山で勤務できる日が訪れることを願っています」と語りました。