北韓は海外企業と主なメディアなどを招いて金剛山特区でテスト観光を準備していることが22日、確認されました。
このテスト観光は北韓の金剛山国際観光特区委員会、羅先特別市人民委員会、朝鮮大豊国際投資集団が行うもので、アメリカ、イギリス、日本、中国、香港などの投資企業や観光会社の関係者数十人に加えて、アメリカのAP通信、イギリスのロイター、日本の朝日新聞、それに中国のCCTVなどメディア関係者を招請した模様です。
韓国では聯合ニュースが招請を受けましたが、統一部は許可しませんでした。
北韓のテスト観光の日程は、今月28日から来月2日までの5泊6日の日程で、中国東北部の吉林省延吉を出発して北韓の羅先(ラソン)に入り、羅先から船便で金剛山に向かい、再び羅先を通じて戻ってくるコースになっており、北韓はこのテスト観光で金剛山の独自開発意向を示すものとみられます。
北韓は同じ22日に国際観光特区指導局スポークスマン談話として、韓国当局が金剛山観光地区にある韓国企業の施設など資産を完全放棄したものとみなし、地区内にある韓国資産の法的処分を行うと表明していました。