アメリカは豪雨による被害に見舞われた北韓に対して、90万ドル相当の緊急支援を実施することにしました。
アメリカ国務省のヌランド報道官は18日、定例記者会見で、「複数の非政府組織を通じて最大で90万ドル相当の救護物資を送る計画だ。ニューヨークの北韓の国連代表部を通じて協議を進めている」と発表しました。
また、「アメリカは北韓に対する人道支援と安全保障や政治の問題を区分しており、今回の緊急支援はアメリカが北韓住民の生活安定に常に関心を持っていることを示すものだ」としました。
食糧の支援については、「政府内で検討が進められており、今回の支援には食糧は含まれない」と強調しました。
今回の支援が米朝間の本格的な対話再開につながるのではないかと関心が寄せられていますが、アメリカは去年9月にも北韓に対して60万ドル相当の緊急救護物資を支援しており、今回の支援を対話再開と関連付けて考えるのは無理があるという見方も出ています。