今年に入ってから北韓に対して行われた国際社会の支援は、去年1年間の支援額のおよそ2倍に増えました。
韓国農村経済研究院が国連人道支援事務局などの資料を引用してまとめたところによりますと、国際社会の北韓への支援は今年1月から7月末までにあわせて4550万ドルで、去年1年間の支援額(2480万ドル)の1.8倍に上りました。
支援額を分野別にみますと、食糧支援が3270万ドルで最も多く、保健分野600万ドル、農業分野210万ドル、地雷の除去160万ドルなどとなっています。
このうち食糧支援は去年1年間の1170万ドルより2100万ドルも多くほぼ3倍になっており、主に子どもや妊婦などへの支援、酪農製品の支援に使われたとしています。
国や機関別には国連が1500万ドルで最も多く、EU=ヨーロッパ連合が1400万ドル、スウェーデン740万ドルの順で、アメリカは去年、民間団体を通じて60万ドルを支援しましたが、今年はまだ支援を行っていません。