軍当局は11日に韓半島西の西海の白翎島(ペンニョンド)付近で、漂流中の北韓船舶3隻と住民7人を救助し、このうち3人はその場で北韓に送還し、4人については漂流の経緯などについて調査していることがわかりました。
合同参謀本部の関係者が12日、明らかにしたところによりますと、11日午後7時過ぎに、白翎島付近の北方限界線の南側の海域で、浸水している北韓の船舶2隻を発見、乗っていた4人を救助したということです。
軍当局は、浸水した経緯や韓国への亡命意思があるかどうかについて調査しています。
また、11日午後11時半ごろ、同じく北方限界線より南の海域で、漂流中の北韓の船舶1隻を発見、燃料切れで漂流していたことを確認し、その場で燃料を提供して北韓に送還したということです。
合同参謀本部の関係者は、当時、潮流は北から南に向かって流れていたので、意図的に北方限界線を侵犯したとは思えないとしていますが、同じ日に複数の船舶北方限界線を越えて南側に入ったことから、その理由についても調査することにしています。