韓国の大韓赤十字社は4日、北韓から、水害の支援物資として食料やセメントを送ってくれるよう要請があったことを明らかにしました。
大韓赤十字社は前の日の3日、北韓に対して、水害の支援品として50億ウォン相当の毛布や衣類、医薬品などを支援する用意があると伝えていました。
北韓はこれに対して、食料やセメントなどを送ってくれるよう要請してきたということです。
統一部の関係者は、今回は毛布や衣類、医薬品などを支援することにしており、北韓が要請した食糧やセメントを支援する計画がないとしています。
この関係者は具体的な理由は説明しませんでしたが、食糧やセメントは軍事用に転用される可能性が高いためと見られています。
韓国政府は去年、北韓に対してコメやセメントを支援することにしていましたが、去年11月に北韓が韓国の延坪島を砲撃し、その後、支援計画は中断されました。
今回の支援が実現すれば、延坪島への砲撃以来、政府レベルの支援としては初めてとなります。