北韓外務省の報道官は、1日、先週、ニューヨークで行われたアメリカと北韓との高官級協議について、「米朝関係の改善や韓半島情勢の安定、6か国協議の再開について建設的な話し合いが行われた」と満足の意を表しました。
この報道官は、この日、北韓の朝鮮中央通信と行った会見で、▼金桂冠(キム・ゲグァン)第一外務次官を団長とする北韓代表団がアメリカ政府の招きで先月末にニューヨークを訪れ、アメリカのスティーブン・ボズワース北韓担当特別代表を団長とするアメリカの代表団とおよそ1年7か月ぶりに協議した。▼アメリカと北韓は、米朝関係を改善し、対話による平和的な方法で韓半島の非核化を目指すことが双方の利益になるという点で認識が一致し、今後とも対話を続けることで合意したと明らかにしました。
その上で、北韓外務省の報道官は、北韓は、核問題をめぐる6か国協議を何ら前提条件なしで速やかに再開し、と同時に同時行動の原則に立って、核放棄を前提にアメリカが核や通常兵器で北韓を攻撃しないとした2005年の9.19共同声明を履行する方針に変わりはないと強調しました。