北韓のシン・ソンホ国連大使は、アメリカのミサイル防衛システムは新たな核開発競争をもたらす可能性があると主張しました。
北韓のシン・ソンホ国連大使は27日、国連の討論会で、アメリカのミサイル防衛システムについて、「ほかの核保有国に対する優位を保とうとするのが目的で、アメリカのミサイル防衛システムは新たな核開発競争をもたらす可能性がある」と主張しました。
シン・ソンホ大使はまた、「ミサイル防御システムを築こうとするアメリカは、核拡散について他国にあれこれ言える道徳的正当性を持っていない」と付け加えました。
一方、27日にアメリカに入った北韓の核関連交渉を総括するキム・ゲグァン第1外務次官、リ・グン米州局長、チェ・ソンヒアメリカ担当副部長などからなる北韓の代表団は、現地時間の28、29の両日、国連のアメリカ代表部でボズワース北韓担当特別代表の率いるアメリカ代表団と協議に臨む予定です。