北韓の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官が、アメリカの民間研究機関の招きで、近くニューヨークを訪問するという情報が流れています。
アメリカの自由アジア放送は、23日、複数のアメリカ外交筋の情報として、「アメリカの韓半島専門家らが金桂冠外務次官のアメリカ訪問を推進してきた。早ければ来週開かれるアメリカ民間研究機関主催の行事に出席する予定で、ビザが発給される見通しだ」と報じました。
一方では、来月1日にニューヨークを訪問できるビザが、すでに出されたとする情報もあり、金桂冠外務次官の具体的な訪問日程や招待する主催者についての情報が錯綜しています。
金桂冠外務次官のアメリカ訪問が実現すれば、インドネシアのバリ島でおよそ2年7か月ぶりに再開した南北接触に続いて、米朝対話も本格化するものとみられます。
金桂冠外務次官は、アメリカ訪問中、キング北韓人権特使と会って、北韓への食糧支援の足かせになっている食料配給の透明性について協議するものとみられると自由アジア放送は報じています。