電気自動車や携帯電話などのバッテリーの原料に欠かせない希少金属のリチウムを海水から抽出する方法を研究する研究所が、東海岸の江原道(カンウォンド)江陵(カンルン)市に開設されました。
この研究所は、政府と製鉄会社の「ポスコ」が共同で300億ウォンを出資して設立した「海水リチウム研究センター」で、江陵市に研究と実験ができる設備を完成させました。
海水リチウム研究センターでは、いろいろな物質が混じっている海水の中に吸着剤を入れてリチウムを吸着させ、不純物を取り除いた後、純粋のリチウムを抽出する方法で、来月から年間1トンのリチウムを海水から抽出することにしています。
そして2014年には生産量を年間30トンに増やすとともに、実用化に向けた技術を開発することにしています。
リチウムは電気自動車や携帯電話、パソコンなどハイテク製品に使われるバッテリーに欠かせない原料で、次世代核融合発電の原料としても使えますが、韓国は全量を輸入に頼っています。
海水の中のリチウムは濃度は低いものの、海水は無尽蔵にあるため、その中から取り出せるリチウムは2300億トンにのぼるものと推定されています。
国土海洋部は電気自動車が実用化される2020年までに、リチウムの生産量を年間10万トンにまで増やす計画です。