若手音楽家の登竜門とされるチャイコフスキー国際コンクールで、韓国人が声楽部門で男女ともに1位となるなど、合わせて5人が上位に入賞しました。
モスクワとサンクトペテルブルクで開催されたチャイコフスキー国際コンクールには29か国の120人あまりの音楽家が出場しましたが、韓国のソ・ソンヨンさんが声楽部門ソプラノで、パク・ジョンミンさんが声楽ベース部門で1位となりました。
その他、ピアノでソン・ヨルムさんとチョ・ソンジンさんがそれぞれ2位と3位になり、バイオリンではイ・ジヘさんが3位になりました。
主催国のロシアを除いては、一つの国からこれだけ多くの入賞者が出たのは初めてです。
チャイコフスキー国際コンクールは1958年に始まり、4年ごとに開かれており、今回が14回目です。
韓国からはこれまでにも入賞者が出ていますが、1974年にピアノで2位を占めたのがこれまでの最高成績です。