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韓半島

北韓が青瓦台に謝罪要求 韓国軍のスローガンに反発

Write: 2011-06-30 15:32:23Update: 2011-06-30 15:32:23

北韓が青瓦台に謝罪要求 韓国軍のスローガンに反発

北韓の韓国に対する窓口機関の「祖国平和統一委員会」が大統領府青瓦台に対し、韓国軍の一部部隊が最近攻撃的なスローガンを掲げたことに対する謝罪と、責任者の処罰を求めたと朝鮮中央通信が報じました。
北韓の祖国平和統一委員会は29日、大統領府青瓦台あての通知文を公開し、そのなかで「最高の尊厳と体制をひどく冒涜するスローガンを掲げ、反共和国的な敵対感を鼓舞している。韓国は直ちに謝罪し、首謀者を厳罰に処すべきだ」と主張し、そうしなければ「全面的な軍事報復と無慈悲な懲罰で断固として対応することになるだろう」と威嚇しました。
一方、朝鮮中央通信は、祖国平和統一委員会が板門店を通じて韓国に緊急通知文を送ろうとしたが、韓国側が拒否したため、大統領府青瓦台あての通知文を公開することになったと伝えました。
これに対し、統一部は30日、「北韓が29日午後、板門店を通じて祖国平和統一委員会の名義で作成された通知文を青瓦台に送りたいと連絡してきたが、受け取りを拒否した」と述べました。
それによりますと、北韓が通知文の内容を明らかにせず、発信者と受信者だけを知らせてきたうえ、対韓国宣伝扇動機関の祖国平和統一委員会が青瓦台あてに通知文を送るのは不適切だと判断したため、通知文の受け取りを拒否したということです。
これに先立って北韓政府スポークスマンは29日午前、韓国軍の一部部隊が金正日国防委員長や北韓の体制を中傷するスローガンを掲げたとして、「われわれに対する正面からの挑発であり、明らかな宣戦布告である。挑発には断固たる懲罰で応える」と非難する声明を発表しました。
これまで、北韓が韓国に対して政府声明を出したことはありますが、政府スポークスマン声明を出すのははじめてです。
政府スポークスマン声明は、政府声明よりは低い段階ですが、韓国軍の一部部隊のスローガンをきわめて重く見ていることを意味すると統一部はみています。
最近、一部メディアは、韓国軍の前線地域の一部部隊で、兵士の精神武装などを目的に「打ち破れ北傀軍、打ちのめせ金父子」などというスローガンを掲げて訓練することがあると報じています。

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