北韓が金剛山特区内にある韓国の不動産などの財産を処分するとして、韓国関係者の北韓入りを求めていることについて、統一部は、政府と民間の関係者が29日に金剛山を訪れることになったと、27日、発表しました。
北韓入りするのは統一部と法務部、文化体育観光部から政府関係者6人と、金剛山観光を行っていた現代峨山(ヒョンデアサン)、韓国観光公社、大韓赤十字社ら6人の合わせて12人です。
統一部をはじめ法務部と文化体育観光部の関係者が同行するのは北韓の具体的な措置に対する韓国政府の対応を念頭に置いたものとみられます。
これについて、統一部当局者は「金剛山観光地区内の韓国国民の財産権を保護するためだ」として、北韓の一方的な没収は認められないという考えを重ねて強調しました。
北韓は今月17日、金剛山地区の韓国側資産を整理するとして、30日までに関係者が来るようにと、一方的に通告していました。