脱北者団体の自由北韓運動連合は、韓国戦争ぼっ発記念日の25日、京畿道（キョンギド）坡州（パジュ）市にある統一展望台で、北韓に向けてビラ10万枚などを風船で飛ばしました。
自由北韓運動連合のメンバー10人と与党ハンナラ党の趙全赫（チョー・ジョンヒョク）議員は、大きな風船５個の下に、合わせてビラ10万枚、DVD250枚、USB100個、アメリカの1ドル紙幣500枚、パンレット200枚をつるし、北韓に向けて飛ばしました。
ビラには韓国戦争は北韓の侵略によって起きたことをはじめ、いま中東・北アフリカで広がっている民主化運動、それに金正日政権の３代世襲を非難する内容が盛り込まれており、パンフレットには韓国戦争当時の状況と戦後の韓国の発展ぶりが紹介されています。
自由北韓運動連合のパク・サンハク代表は「北韓では韓国戦争は韓国政府による侵略だと教えられてきたが、韓国に亡命してきて北韓が韓国側に侵略したものだったことを初めて知り、びっくりした。ぜひ北韓の同胞に韓国戦争の真実を知らせたい」と話しています。