アメリカ政府は、北韓による追加挑発の抑止に乗り出すとともに、南北対話を支持するという原則を、21日、改めて確認しました。
これは、韓国時間で21日夜、ワシントンで開かれた日本とアメリカの外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2+2」の後に開かれた記者会見の中で示したものです。
アメリカのクリントン国務長官は、この中で、「アメリカ政府は、対北韓政策において、▼北韓の追加挑発を抑止するとともに▼南北対話を支持し、▼完全で平和的な韓半島の非核化に向けて努力していく」と述べ、これまでの方針を確認しました。
また、ゲーツ国防長官は、「韓半島の非核化など北韓問題が緊密に話し合われた」と述べました。
一方、これに先立って発表された共同声明では、6か国協議を通じて完全で検証可能な形で韓半島の非核化を実現することを、アメリカと日本の共通の戦略目標として掲げるという内容も盛り込まれました。
これと関連して、この日、アメリカ国務省は、6か国協議の再開に先立って、南北間の関係が改善されなければならないという立場を強調しました。
さらに、北韓に対する食糧支援と関連して、「北韓を訪問したアメリカ調査団の調査結果についてまだ検討中だ」と説明し、北韓への食糧支援を行うかどうかを決めるまでにはまだ時間がかかることを示唆しました。