北韓が先週半ばに、韓半島西の海の海上に短距離ミサイルを試験発射していたことが分かりました。
情報当局の消息筋が8日、明らかにしたところによりますと、北韓は、先週、韓半島北西部の平安北道(ピョンアンブクド)の西海岸で、射程距離120キロの地対地ミサイルを改良したKN-06というミサイルの試験発射を行ったということです。
この消息筋は、「今回の短距離ミサイルの試験発射は実戦配備を目指したもので、このほど韓国の予備役訓練場の一部で北韓の故金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長、それに後継者の金正恩(ジョンウン)氏の顔写真を射撃の標的にしたことに対して北韓が軍事的な報復を警告したこととは、関係がないとみられる」と説明しています。
北韓が短距離ミサイルを発射したのは、2009年10月に韓半島東の海の東海上に地対地ミサイルを発射して以来1年7か月ぶりです。