北韓は、先月の5月30日、北韓の金剛山（クムガンサン）観光地区の通信連絡所を閉鎖するという声明を発表しましたが、6月1日、韓国側人員の金剛山地区への出入りは通常通り行われました。
統一部は、6月1日午前9時半頃、北韓の金剛山観光地区内で管理業務を務めている韓国側の人員14人が、予定通り金剛山地区内に入ったことを明らかにしました。
これについて統一部の関係者は、「韓国側が、金剛山地区への韓国側人員の出入りの計画を北韓側に伝えたのに対し、北韓側が1日午前中に、これまでと同様に同意するという回答を送ってきた」と説明しています。
これに先立って、北韓の最高権力機関の国防委員会は、5月30日、「これ以上韓国を相手にしない。一次的に南北通行を軍事的に保障するために維持してきた東海地区の南北軍部通信を遮断し、金剛山(クムガンサン)地区の通信連絡所を閉鎖することになるだろう」という報道官声明を出していました。