中国を訪問している北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は、21日、長春を訪れて、中国の代表的な自動車メーカーの工場を視察しました。
現地の消息筋によりますと、金正日国防委員長が乗っている列車は20日夜、牡丹江市を出発し、ハルビンには寄らず、21日午前8時20分、東北の吉林省長春市に着きました。
金正日国防委員長は長春駅で乗用車に乗り換えて、中国の代表的な自動車メーカー、一汽自動車の工場を視察した後、正午前に南湖ホテルに入りました。
金正日国防委員長の中国訪問は去年8月以来、9か月ぶりで、これまでの中国訪問の慣例通りに中国の王家瑞対外連絡部長らが随行していると伝えられています。
しかし今回の訪問に後継者で三男の正恩(ジョンウン)氏が同行しているかどうか、またこの後、中国の最高指導者と会うかどうかも確認されていません。
金正日国防委員長の今回の中国訪問について、北京の外交関係者たちは今後、北韓と中国との経済協力はさらに加速化するものとみています。