韓半島
南北が北京で極秘の接触 青瓦台が明かす
Write: 2011-05-19 11:41:03 / Update: 2011-05-19 11:41:03
大統領府青瓦台は、韓国政府の高官が今月14日、中国北京で北韓の当局者に会い、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長のソウル招請を直接提案したことを明らかにしました。
今回の極秘の接触は、李明博(イ・ミョンバク)大統領が今月9日にドイツで「北韓が非核化に同意した場合、来年3月にソウルで開かれる核保安サミットに金正日国防委員長を招待する用意がある」と述べたことに対する後続措置です。
しかし、これに対する北韓の反応は冷ややかで、これといった成果を得ることはできなかったもようです。
大統領府青瓦台の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官は18日、「金正日国防委員長のソウル招請と関連し、政府の真意が北韓側に伝えられた。まだ北韓側からはこれといった反応がなく、公式な立場の表明を待たなければならない」と述べました。
これと関連し、北京のある消息筋は、「先週末、政府当局者が北京で北韓の当局者に会って南北間の懸案について話し合ったと聞いている」と伝えました。
また、国内の北韓消息筋も、「統一部の高官が先日、北京で極秘で北韓当局者と接触したと聞いている」と述べました。
今回の接触では、主に金正日国防委員長をソウルに招請することについて話し合われたもようです。
北韓消息筋は、「金正日国防委員長のソウル招請について話し合ったが、うまくいかなかったようだ。今回の接触は、ベルリンでの提案をもう一度伝えたという意味以上の意味は持たないだろう」と伝えました。
実際、北韓のパク・ウイチュン外相は17日、ロシアのイタルタス通信とのインタビューで、「北韓は、2005年の6か国協議で合意した共同声明を土台に、相互同時行動の原則のもとで韓半島の非核化を履行する準備ができている」と、これまでの立場を崩さず、李明博大統領の提案を拒否する考えを示しています。
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