韓半島
対北食糧支援 米調査団の結果で判断
Write: 2011-05-18 14:27:20 / Update: 2011-05-18 16:59:29
韓国とアメリカは、17日、北韓に対する食糧支援について、アメリカの調査団が北韓を訪問した後、その結果に応じて食糧支援を行うかどうかを決めることで意見が一致した模様です。
政府の当局者によりますと、アメリカで北韓の核問題などを担当し、現在韓国を訪問中のボズワース特別代表と、6か国協議で韓国側の首席代表を務める魏聖洛(ウィ・ソンラク)韓半島平和交渉本部長は、17日行った会談で、北韓の食糧状況を正確に把握するために調査団を送り、その結果に応じて食糧支援を行うかどうかを判断することで意見が一致したということです。
この当局者はまた、「韓国とアメリカは、この過程で緊密に協議することにしている」と説明しています。
一方、これを受け、アメリカ国務省のキング北韓人権問題担当特使が率いるアメリカの調査団は、23日頃に北韓の平壌(ピョンヤン)を訪問する見通しです。
調査団は、国連の世界食糧計画が北韓の食糧状況を調査してまとめた報告書の内容を確認して、北韓の食糧状況を正確に把握する一方で、食糧配分がきちんと行われているかどうかを確認するためのモニタリング・システムを強化するための方策について、北韓側と話し合う予定だということです。
またアメリカは、2009年、北韓が食糧配分をモニタリングしていたアメリカの関係者を追放した際に残っていた食糧2万トン余りの配分について、明確な説明が必要だという立場を示しているということです。
アメリカは、2008年、北韓に対する50万トンの食糧支援を決め、このうち17万トンを北韓に渡しましたが、食糧配分のモニタリングをめぐって北韓と対立し、2009年8月からは支援を中断しています。
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