カンヌ国際映画祭がフランス南部のカンヌで現地時間の11日に開幕し、韓国映画7本が出品されました。
韓国映画はコンペ部門、非コンペ部門と並んで主要3部門のひとつとして権威を認められている「ある視点」部門に3本が出品されるなど、7本が出品されました。
「ある視点」部門に出品された韓国映画は、ホン・サンス監督の「北村方向(The Day He Arrives)」、ナ・ホンジン監督の「黄海(Yellow Sea)」、キム・ギドク監督の「アリラン(Arirang)」で、ひとつの国から3本も招待されたのはきわめて異例のことです。
今回が7度目のカンヌ招待となるホン・サンス監督は、去年「ハハハ」でこの部門に招待され、最高賞を受賞しており、今年も受賞できるか注目が集まっています。
一方、映画学校の学生が制作した短編映画のコンペ部門、シネフォンダシヨン部門にソン・テギョム監督の「夜間飛行(Fly by Night)」が出品され、1作目、2作目の作品を制作した新人監督を対象とする「批評家週間」の短編部門にイ・テホ監督の「家の前で(In Front of the House」と、ムン・ビョンゴン監督の「不滅の男(Bul-Myul-Ui-Sa-Na-Ie)」が出品されました。
今年は、韓国の映画界を代表するイ・チャンドン監督とポン・ジュンホ監督がそれぞれ批評家週間部門とゴールデン・カメラ部門の審査委員長を務めます。
今年で64回目となるカンヌ映画祭は、22日まで11日間にわたって開催されます。