韓半島
北韓機関紙 「李大統領の提案には不純な意図がある」
Write: 2011-05-11 15:23:47 / Update: 2011-05-11 15:31:32
北韓は11日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が訪問先のベルリンで、北韓が非核化に合意すれば、来年春にソウルで開かれる核保安サミットに金正日(キム・ジョンイル)国防委員長を招待したいと述べたことに対して、「不純な意図が感じられる」と主張し、反発する姿勢を示しました。
これは、朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の機関紙で、北韓の立場を代弁する「朝鮮新報」が、李明博大統領が9日、ドイツでメルケル首相と行った記者会見を伝える記事の中で明らかにしたもので、李明博大統領の今回の提案と関連して北韓が反応を示したのは、これが初めてです。
「朝鮮新報」は、この記事で、「李明博大統領の発言には、次元の異なる問題を無理やりつなげようとする不純な意図が感じられる。南北間で解決できる問題に触れずに、6か国協議の枠組みの中で南北間の対話を進めるための名分作りに過ぎない」と主張しました。
また、「韓半島の非核化においては、南北間で解決することと、北韓とアメリカの間で解決することが別々に存在する。また、中国とアメリカの責任と役割も考慮すべきだ。今回の提案は、北韓の金正日国防委員長が先日北韓を訪問したアメリカのカーター元大統領を通じて、李明博大統領に南北首脳会談を提案したことに対する答えとは言えず、韓国は消極的な態度で事前に条件が満たされなければ南北対話に応じないという姿勢を示している」と主張し、哨戒艦沈没事件と延坪(ヨンピョン)島砲撃に対して謝罪しない立場を示しました。
「朝鮮新報」はさらに、「李明博大統領は、カーター元大統領からの伝言の内容をじっくり考える必要がある。南北間で懸案問題を話し合うとした北韓の提案は政権末期の危機状況にある李明博大統領には軌道修正の最後のチャンスになるだろう」と強調しました。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-12-24
聞かせて!あなたの韓国ライフ
2025-12-18
ソウル・暮らしのおと
2025-12-19