北韓は、韓半島東の海の国際表記を東海とすることについて、韓国側に共同で対応することを提案し、韓国はこれについての南北協議を呼びかけました。
政府当局者によりますと、北韓の朝鮮社会科学院の歴史研究所は27日、韓国の東北アジア歴史財団に宛ててファックスを送り、この中で東海とすることについて、南北歴史学者の共同対応を提案するとしています。
これに対して、東北アジア歴史財団は29日、北韓に通知文を送り、5月中旬に北韓の開城(ケソン)で専門家による南北協議を開くよう提案したということです。
韓国は、世界の海の表記を決める国際機関の国際水路機関(IHO)が、海の国際表記について、加盟国の意見受け付けの締め切りが5月2日になっているため、北韓も東海とするよう意見を国際水路機関に提出するよう勧告しました。
東海の国際表記については、韓国が東海を、日本が日本海をそれぞれ主張しています。
韓国政府は、今回の北韓の東海表記での協力提案は、6か国協議を開く前提となる南北対話の開催を念頭に置いたものとみています。
これについてソウルにある北韓大学院大学のヤン・ムジン教授は「韓国が無視できない問題で対話を提案してきたのは絶妙だ。北韓は対話を政治以外の分野から政治的な分野へと、次第につなげていこうとするねらいがありそうだ」と分析しています。