モスクワで開かれているフィギュアスケートの世界選手権は29日、女子シングル前半のショートプログラムが行われ、バンクーバー冬季オリンピック金メダリストの金妍兒(キム・ヨナ)選手が、65.91点をマークしトップに立ちました。
金妍兒選手は、世界選手権2連覇を目指すライバルの浅田真央選手に続いて最後の30番目に、新しいプログラム「Giselle(ジゼル)」を披露し、スピード感あふれる滑りで2連続3回転ジャンプを鮮やかに決めましたが、自己ベスト78.50に満たない65.91点を記録し、2位の安藤美姫選手に0.33点差でトップに立ちました。
金妍兒選手が国際大会に出場するのは、浅田真央選手に敗れて銀メダルにとどまった去年3月のイタリア・トリノ世界選手権以来、1年1か月ぶりです。
後半のフリーは韓国時間で30日に行われます。