国家情報院は中国が北韓の金正日国防委員長の後継者、正恩(ジョンウン)氏を公式に招請したと明らかにしました。
国会の情報委員会の与野党幹事を務めているハンナラ党の黃震夏(ファン・ジンハ)議員と民主党の崔宰誠(チェ・ジェソン)議員が伝えたところによりますと、国家情報院の元世勳(ウォン・セフン)院長は情報委員会の業務報告に出席し、去年12月以降、北韓を訪れた中国政府の関係者は文書ではないものの、口頭で4回、正恩氏の中国訪問を公式に招請したと述べたということです。
国家情報院はまた北韓が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕100周年となる来年2012年を、強くて盛んな国という意味の「強盛大国」の元年と定めてその準備をしており、そのために大規模な政治的な行事を準備しているほか、安定的な後継体制を作るために今年1月から北韓のすべての世帯と企業などを対象に軍用のコメを納める運動を行っていることを明らかにしました。
国家情報院はさらに北韓の食糧事情について「北韓がWFP=世界食糧計画に報告した去年の穀物生産量は511万トンで、おととしより10万トン増えており、それほど深刻な水準ではない。しかし平壌(ピョンヤン)市民などにも配給を縮小するなど食糧供給を厳しく統制している」と説明しました。
そして北韓について、▼経済的には食糧導入と生活必需品の増産に、▼社会的には住民の取り締まりと体制結束の強化に、▼そして対外的には後継体制の安定に役立つ環境作りと支援を受けるための外交に重点を置いていると分析しました。