北韓は、韓国の現代峨山が独占権を持っている金剛山観光事業の効力を取り消す方針を発表しました。
北韓の朝鮮中央通信が8日深夜、伝えたところによりますと、北韓の韓国への窓口である朝鮮アジア太平洋平和委員会は、談話の形で「金剛山観光事業の再開の見通しが一向に立たないため、現代峨山が持っている金剛山観光事業の独占権の効力を取り消す」と述べました。
現代峨山は、北韓の真意の把握を急いでいます。
また韓国政府も、「北韓の措置は契約を一方的に破棄するもので、国際慣例にもとる」として即刻撤回するよう要求しました。
金剛山観光事業は、現代峨山が北韓との間で観光事業の独占契約を結んで、98年11月にスタートさせましたが、2008年7月、観光に行っていた韓国人女性が北韓兵士の銃撃を受けて死亡する事件が起きたため、観光は中断されています。
こうした中、北韓は去年の哨戒艦沈没事件直後の4月末に、金剛山にある韓国政府や現代峨山など韓国企業の資産を没収したり凍結したりし、観光が再開されない場合は、中国など第3者との間で新たな金剛山観光事業の契約を結ぶ可能性を示唆していました。